Windows11にアップグレードしたらOutlookのメールが消えた!?
仕事で取引先と連絡を取る手段として「メール」は必ずといっていいほど使用されています。
利用するパソコンにはメールを使うためのメールソフトがインストールされていて、
「Outlook」や「Thunderbird」などのソフトを利用されている方も多いと思います。
今回は、WindowsがOSのパソコンにおいて、Windows11へアップデート
(もしくはWindows11のパソコンを導入)した場合に起こりうる事象についてご紹介します。
~今回ご案内する内容~
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【Topic1】Outlookについて
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【Topic2】OneDrive利用による、Outlookへの影響
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【Topic3】メールが消える事象の回避方法
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Outlookについて
メールソフトといえば「Outlook」をイメージする方も多いのではないでしょうか。
実際、一般社団法人ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査2023」によると
58.75%もの企業が、仕事で利用しているメールソフトとしてOutlookを利用していると回答しています。
OneDrive利用による、Outlookへの影響
Windows11にアップグレードした後にOutlookのメールが見れなくなった場合、
Outlookデータファイルが、OneDriveの配下に移動してしまった可能性があります。
「Outlookデータファイル」というのは、メールのデータを保管しておく場所のようなもので、
「OneDrive」というのは、Microsoft社が提供しているオンラインストレージ
(インターネット上のファイル保存場所)のことです。
OutlookもMicrosoft社の製品なのですが、OneDriveの配下にOutlookデータファイルが存在すると
同期が正常に行われず、何故かエラーとなってしまうようです。
Windows11では、このOneDriveが既定で有効となっているため、
Windows10の環境では問題なく利用できていたOutlookが、Windows11にアップグレードしたとたん、
正常にメールが見れなくなる事象が起きてしまうわけです。
メールが消える事象の回避方法
この事象については、単純にOutlookデータファイルの場所を
OneDriveの配下外に変更することで解決します。
弊社サポートサイトのFAQに手順を紹介していますので、
お困りの方はぜひ、ご参考ください。
https://kssc.ktk-sol.co.jp/faq/plus/000248.html
前述したとおり、OneDriveもOutlookもMicrosoft社の製品なのですが、
現状は自身で上記のような回避策を実施するしか、解決策が無い状況です。
将来的には改善されることを期待したいですね。