会話型AIの活用と注意点について
いつも弊社サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
ケイティケイソリューションズ 浦辻です。
昨今、話題になっているChatGPT等の会話型AIですが、皆さまは活用されておりますでしょうか?
今回ご案内する内容として、会話型AIの活用方法と注意点について記載いたします。
本記事ではOpenAI社「Chat-GPT」を用いた活用方法と利用の注意点を記載します。
~今回ご案内する内容~
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【Topic1】会話型AIとは
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【Topic2】会話型AIの活用方法
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【Topic3】会話型AIの注意点とガイドライン等
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参考になれば幸いです。
【Topic1】会話型AIとは
会話型AIとは、ユーザーと対話ができる仕組みを持った人工知能技術で大規模言語モデル(Large Language Models)を用いて学習した内容を対話内容に合わせて出力します。
有名なところではOpenAI社「Chat-GPT」が利用され、一番話題に上がっています。
大規模言語モデルを使った会話型AIの研究開発競争が激化しており、会話型AIの規制をする話が出ている国もあります。
【Topic2】会話型AIの活用方法
会話型AIを活用する上で、指示文のことを「プロンプト」と呼びます。
出力したい内容を明確に指示することが重要です。
ざっくりとした内容で指示した場合は以下のように回答が来ます。
具体的な条件を指示すると以下のような回答が来ます。
「表形式」で指定した場合、比較表を作成することもできます。
上記のように指示内容によって回答が変わるため、5W1Hを意識して指示することで得たい内容の回答を出力させることができます。
また、回答フォーマットを指定することで、それに合わせた回答を出力させることができます。
検索エンジンのキーワード検索では見つけられなかった回答が得られることがあります。
活用例としては
- アイディア出し
- ブログ等の文章作成
- 文章の要約
- 製品機能の比較
- 指定した内容のプログラム生成
- エラー内容を張り付けて原因の特定
- 指定した条件のExcel関数を調べる
- ...
活用の具体例については「CatGPT プロンプト」等で検索エンジンで検索をすると場面に合わせた例が出てきますので参考にご活用ください。
【Topic3】会話型AIの注意点とガイドライン
会話型AIの注意点
- 会話型AIの注意点(問題点)
- 大規模言語モデルで学習していない質問は回答することができない
- 大規模言語モデルで学習されている情報量が少ない もしくは 他の情報との紐づきができていない場合は誤った情報を回答することがある(知ったかぶりした回答をする)
- (パブリック利用の場合)自社で持っている情報を学習させることができない
- 同じ内容を質問しても、その時々によって生成されるため、内容が異なる
- プログラムの生成は実際に動くとは限らないため、修正が必要な場合がある
- 言語モデルによっては「英語圏」の情報量が多い場合があるため、英語に翻訳したほうが具体的な回答を得られることがある
- 地域等で制限された情報は回答ができない場合がある
- 利用者側の注意点
- (パブリック利用の場合)企業の公開すべきではない秘匿事項を入力し、情報漏洩することがある
- 生成された回答をもとに商用利用はできるが、生成された内容に学習元の規約違反になる情報が含まれる場合がある
- 会話型AIを制限している企業があるため、利用環境(会社や周辺)の確認が必要
- 生成された回答は誤った情報を生成することがあるので、鵜呑みにせず、ファクトチェック(事実検証)を行うことが必要
便利な半面、利用者側で注意する必要があります。
ガイドライン
公共機関や教育機関等で公表されているガイドラインの一部を記載します。
大学等でガイドラインを公表しています。
- 東京大学 生成系AI(ChatGPT, BingAI, Bard, Midjourney, Stable Diffusion等)について
- 東北大学 ChatGPT等の生成系AI利用に関する留意事項(学生向け)
他のところでもガイドラインを公表しているところがありますので「CatGPT ガイドライン」等で検索エンジンで検索し、参照ください。
会話型AIは便利な反面、誤った情報を返したり、情報漏洩が発生してしまうことが考えられます。
利用者の使い方が重要であることを念頭に安易に規制をかけるのではなく、ガイドラインを作成し、ガイドラインに沿った人材教育を行うことで、会話型AIを活かすこと重要です。
業務改善等にお役立てできれば幸いです。