「フリーWi-Fi」の危険性について
今やインターネットを利用する際、欠かせない存在となっている「Wi-Fi」。
外出先でパソコンを使用したり、スマホの通信費を節約するために利用されている方も多いと思います。
また、無料でWi-Fiが利用できる「フリーWi-Fi」というのも存在し、
今では様々なお店や施設で利用することが可能です。
「フリーWi-Fi」は非常に便利な存在ではありますが、
場合によっては、個人情報を盗まれる被害に合う可能性もあります。
今回は「フリーWi-Fi」利用の危険性についてご紹介します。
~今回ご案内する内容~
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【Topic1】「フリーWi-Fi」とは
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【Topic2】危険な「フリーWi-Fi」とは
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【Topic3】安全に「フリーWi-Fi」を利用するには
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【Topic4】最後に
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「フリーWi-Fi」とは
フリーWi-Fiとは、カフェなどの飲食店やコンビニ、
地方自治体などから無料で提供されるWi-Fiスポットのことです。
上記以外にも、電車や飛行機などの交通機関でも利用することができます。
無料でありながら比較的通信が安定しており、
通信料の節約ができるなどのメリットがあります。
危険な「フリーWi-Fi」とは
先述したように利用するメリットはありますが、
Wi-Fiの利便性を悪用し、情報を盗もうとする悪意を持った第三者に注意する必要があります。
そんな危険性のある「フリーWi-Fi」は以下のとおりです。
・暗号化していない
通信が暗号化されていないと、悪意を持った第三者に
情報を覗き見られる危険があります。
ユーザーが閲覧しているWebサイトのURLやログイン情報、
送受信したメールの内容などが盗まれ、悪用される恐れがあります。
・「なりすまし」フリーWi-Fi
お店から提供しているような、正規のフリーWi-Fiになりすまし
接続したユーザーをフィッシングサイトに誘導して
個人情報を入力させたり、マルウェアをダウンロードさせることを
目的とした悪意のあるフリーWi-Fiも存在します。
安全に「フリーWi-Fi」を利用するには
- Wi-Fiの自動接続を無効にする
Wi-Fiに自動接続する設定が有効になっていると
安全性の低いWi-Fiに自動的に接続されてしまう可能性があるため、
Wi-Fi自動接続の設定を無効にしておくと安心でしょう。 - 信頼できるDNSに固定化する
DNS(*1)を自動取得にすると、フリーWi-Fiの提供者が提供する
DNSサーバーに接続されます。フリーWi-Fiの提供者に悪意がある場合、
改ざんされたDNSサーバーにより、偽のWebサイトに誘導されたり個人情報を盗まれる可能性があります。
しかし、自分で信頼できるDNSを指定することでこれを避けることができます。
公開されているGoogleのDNSサーバーであれば、安全性が高いのでおすすめです。
*1 Domain Name System(ドメイン・ネーム・システム)の略で
WebサイトのURLをIPアドレスに変換し、教えてくれるシステムです。 - 暗号化されているフリーWi-Fiを利用する
暗号化されているWi-Fiは錠マークが表示されています。
ただし、なりすましWi-Fiも暗号化している場合があるので
店舗や施設が提供しているネットワーク名と同一のものであるか
しっかりと確認する必要があります。
※店舗などで提供されているフリーWi-Fiは
ネットワーク名とパスワードを貼り出している場合があります。
その場合、悪意を持った第三者も同様に利用できてしまう環境となるため、
なりすましでない正規のフリーWi-Fiであっても注意が必要です。 - 個人情報や機密情報に関わる内容の入力、送受信はしない
暗号化されている正規のフリーWi-Fiであっても
セキュリティホールが全く存在しないとも言い切れません。
不特定多数のユーザーに公開されていることを考えれば
特別な事情でもない限りは、個人や機密に関わる情報の入力、送受信は控えた方が安全でしょう。 - VPNを活用する
VPNとは「Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク)」の略称です。
VPNを利用すれば、仮想の専用回線を利用してインターネットが利用できるので
第三者によるデータの改ざんや盗聴、情報漏洩のリスクを防ぐことが可能です。
最後に
いかがでしたか?
フリーWi-Fiは便利でつい利用したくなるものですが
フリーWi-Fiの隙を狙う悪意のある第三者につけこまれないよう
リスクを把握し、対策をとっておきましょう。